長い尻尾(ロングテール)は美味しいか?
従来の小売業、たとえばスーパー、デパート、コンビニ等では、2:8の法則などと呼ばれる法則があると言われてきました。@2割の顧客が売り上げの8割を占める。A2割の商品が売り上げの8割を占める、ということですね。
これは、リピーター(繰り返し来店する顧客)が長い目で見てたくさん買ってくれるということを言い表したもので、そういった法則が成り立つ(と思われる)従来の小売業では顧客の囲い込みに力を入れてビジネスモデルの構築に取り組んできました。分かりやすい例で言えば皆さんよくご存知のポイントカードです。その店やグループでしか使えないポイントを付けることでまた買い物をしてもらおうという動機付け(インセンティブ)を与えようという発想ですよね。
ところがネット販売においてはそういう法則が必ずしも成り立たないことが明らかになってきました。ロングテールというのは、amazon,comnなどのビジネスモデル(あるいは現象)が、どこから利益を上げているかを説明するのに使われる比ゆです。下のグラフのベストセラー部分が恐竜の胴体、あまり売れない、多数の本を表している部分がロングテールとなるわけであります。
(図の後へ続く)


amazon.comなどでは、このロングテールが、売り上げ(および利益)のかなり大きな割合を占めています。もちろん、たくさんの種類の商品を扱うことで経費がかさみ、利益が出せなければ意味がないですが(従来型の店舗でこういった利益モデルを作るのが難しかった理由のひとつ)、少ない売り上げの商品も数が集まれば大きな売り上げになるという顕著な例といえるでしょう。
@いかに商品1点あたりの取り扱い経費を下げることができるか
Aいかに効率よく大量の商品、サービスを扱ってマージン、手数料を稼ぐことができるか
が、このビジネスモデルを成功させる鍵になります。下で紹介する「Web進化論」では、アマゾンやグーグルのビジネスモデルを成立させた技術革新や社会的背景の変化が描写されていますので、何かヒント(あくまで問題提起、ヒントであって回答ではありませんけれども)が見つかるかもしれませんね。
さらに深く学びたい人は
「ウェブ進化論」梅田望夫 ¥777(税込み) ちくま新書
出版社/著者からの内容紹介インターネットが登場して10年。いま、IT関連コストの劇的な低下=「チープ革命」と検索技術の革新により、ネット社会が地殻変動を起こし、リアル世界との関係にも大きな変化が生じている。ネット参加者の急増とグーグルが牽引する検索技術の進化は、旧来の権威をつきくずし、「知」の秩序を再編成しつつある。そして、ネット上にたまった富の再分配による全く新しい経済圏も生まれてきている。このウェブ時代をどう生きるか。ブログ、ロングテール、Web2.0などの新現象を読み解きながら、大変化の本質をとらえ、変化に創造的・積極的に対処する知恵を説く、待望の書。
(別に出版社の回し者ではありませんが(笑)、もし興味を持って買われるのであれば、このamazonのリンクを経由してご購入いただけるとコンテンツを作成する上で励みになります。よろしくお願いいたします。)
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います kenji と申します。
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